縁(Fate)
世界は広大さに過ぎ
自分の存在など取るに足らぬと
ナーバスになる事が頻発するのだが、
行き倒れる事無く
今現在、自分が此処に立っていられるのは
寄り添ってくれる人や物、
場所や記憶のおかげであるよなと
ナーバスになりながらも
つくづく想う。
広大さに過ぎる世界で、
出会えたという事は
縁の為せる業であろうか。
このブログ上でも告知させて頂いた、
http://pimo-t-i.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14
名刹、井山宝福寺にて作品展示。
これが好評を得た為、
今回の秋期特別方丈公開と
宝福寺ライトアップ2013に合わせて
再度の作品展示の機会を与えて頂く。
春の作品展示の際、
駄目もとで枯山水内の展示を望んだところ、
住職、副住職の芸術に対する理解と造詣の深さにより
快諾して頂いた。
バチが当たるのではとの懸念を持ちつつも
なんと、国宝級と言って過言無き名刹の
枯山水内にクレーン付きトラックで侵入するという
暴挙にでたのである。
晴れて作品は展示と相成ったのだが
突入の際、枯山水の砂利を囲う延石を
作品+トラックの重量で粉砕してしまったのである。
自責の念から同種の石で同寸法の延石を制作、
展示期間終了後、作品搬出の際に設置させて頂いたのだった。
そして今回の作品搬入時、
再度その延石を粉砕してしまう。
ひとつの間違いから多くの知恵を得るのが
人間の良いところである。
そんな事は幼児でもやってのけるのが人間である。
にも拘らず、寸分の違いも無い間違いが起こるというのは
余程、縁が在るのか
或いは阿呆さ加減に過ぎるのかは
解らない。
解らないという事にしておく。
阿呆なので解らない。
秋期特別方丈公開に合わせ、
11月24日(日)まで作品展示。
どうかその阿呆っぷり是非ご高覧下さい。
合掌。
井山宝福寺ホームページ
コメント 0